だから私はこれを勧める〜たるみが起きる4つの原因と3つの対策〜

たるみの4つの要因

たるみの要因がよりハッキリしてきました。(資生堂様記事より)
①重力に抵抗する「立毛筋」の衰え
②「線維芽細胞」の老化
③「真皮基盤構造」の喪失
④「表情筋」の機能低下

資生堂様からお借りしました

原因1:立毛筋(りつもうきん)の衰えって?

重力に抵抗する立毛筋の衰え

「立毛筋」は、毛包(もうほう)一つひとつに直結する筋肉で、重力方向と反対向きに配列しています。高密度で配列した立毛筋群は、肌が重力に抵抗する力を生み出します。下がろうとする力に抵抗している「立毛筋」は、「不随意筋」といわれ自分では鍛えることができない筋肉です。加齢で衰え、働きにくい状態になります。その結果、皮ふが重力に抵抗することが困難となり、たるみが発生すると考えられます。

下に下がる重みに逆らう立毛筋

原因2:線維芽細胞(せんいがさいぼう)の老化とは?

皮ふの弾力を生み出すのは、皮ふ内部の真皮層です。真皮にはコラーゲンや弾性線維が豊富に存在し、その弾力で体の形状をしっかりと支え、シワやたるみを防ぎます。この真皮の状態をコントロールするのが、「線維芽細胞」です。

若く正常な線維芽細胞は多数の突起が伸びているため、細胞が周囲のコラーゲンを上手につかみ、足場にすることができます。一方で、老化した線維芽細胞は突起が失われ、足場が少ない状態に。また、老化した線維芽細胞は“老化因子”を分泌し、周囲の細胞に悪影響を及ぼすことも分かっています。これにより、肌のたるみが加速し、フェイスラインが下がるなど顔の形状が変化すると考えられます。

突起が恋しいW

原因3:真皮基盤構造(しんぴきばんこうぞう)の喪失

顔の肌における真皮の下部には、弾力・ハリのもとになるコラーゲン線維と弾性線維が横方向に配列しています。これが 「真皮基盤構造」です。

図のように、加齢でたるみの形状変化が現れている高齢肌と、若齢肌の真皮構造を比較しました。すると、高齢肌では真皮下部の構造や、顔の肌特有のアンカー構造(皮下組織にくさび状に突き刺さる真皮組織、表情筋とつながり肌を支える)が顕著に喪失していることがわかりました。

スカスカの肌^^;怖いですね

原因4:肌を支える表情筋の機能低下

「表情筋」は、真皮や脂肪組織など皮ふ組織全体を支え引き上げる重要な筋肉です。ほおのたるみに関連する表情筋は、口周りを中心に放射線状に広がっています。

表情筋の状態が良好であるほどたるみは少なく、表情筋の状態が悪いとたるみが大きいというように、表情筋の状態とたるみ度には相関があります。つまり、表情筋の機能が低下すると、たるみ度が増していきます。

表情筋の状態を良くする!

だから、私が勧めるのはこの対策

立毛筋を元気にする=顔と身体のリラックス

鍛えることが難しい立毛筋ですが、刺激を与えることで毛穴ケアができます。立毛筋は「不随意筋(自分の意思で動かせない筋)」で自律神経の一種です。自律神経は交感神経の支配を受けており、交感神経を抑制すると「立毛筋」は毛穴を閉じることができます。つまり、毛穴を目立たなくするためには、交感神経を抑制=リラックスする必要があるのです。
緊張していたり、ストレスがある状態では、交感神経が過敏になり抑制することができないからです。深呼吸をして、体が緊張していないことが大切になります。この状態で、簡単なストレッチを行うと「立毛筋」が刺激され元気になり=毛穴も引き締まりやすくなります。

線維芽細胞の老化を巻き戻す=ヒト幹細胞の補充

線維芽細胞は、コラーゲンのほか、エラスチン、ヒアルロン酸といった肌のハリ、ツヤを支える有効成分を生み出します。これらの有効成分を生み出すことができるのは線維芽細胞だけです。また古くなったコラーゲンを分解し、状態のいいコラーゲンを補充する働きもあるなど、美肌を維持するためには必要不可欠な存在です。さらに、自分と同じ細胞を生み出す能力もあります。肌が小さな傷や損傷を受けたとき、線維芽細胞が傷口へ向かいコラーゲンを補充し、肌の修復を補助します。赤ちゃんの傷がすぐに消えてしまうのは線維芽細胞がたっぷり含まれているからです。

しかし残念ながら加齢で総数が減少する以外にも、紫外線やストレス、不規則な生活習慣などでも減少したり、弱ったりします。線維芽細胞の元気がなくなることで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が十分な数量作られなくなると、肌の真皮層はスカスカになり、やがてしわやたるみを引き起こしします。お肌のためにも、線維芽細胞の数量は少しでも多く維持しておきたいところですが、そのために知っておきたいのは、この細胞もまたおおもとの細胞があるということです。線維芽細胞を生み出す細胞、それが「真皮幹細胞」です。真皮幹細胞は細胞分裂の際、自分と全く同じ真皮幹細胞と線維芽細胞の両方を何度も回数を重ねて生み出します。なので、線維芽細胞を元気にするには、「幹細胞」の補充が必要なのです。

表情筋の機能向上=顔への意識とたるまない動かし方

年とともに深まる顔のたるみや二重あごなどは肌表面だけではなく、皮膚を支えている顔の表情筋が衰えて薄くなることが原因です。

そもそも「表情筋」とは収縮することで笑いや怒りといった表情を作る筋肉です。体の筋肉同様に普段から動かさないと年とともに徐々に衰えます。表情筋は30種類以上あるといわれていますが、日常生活では一部の筋肉しか使われていないといわれています。顔のたるみを解消し、若々しく明るい印象を作るには、表情筋を意識して動かすことが大切です。

今日はここまでです。
次回は実際の対策方法をお伝えしますね

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