老け顔は加齢だけでなく様々な原で作られます。
原因ごとに正しいケアが必要で、マッサージも老け顔改善に効果的です。
しかし、ただ揉むだけでは効果が薄いでしょう。今回は、老け顔の原因と部分ごとのマッサージ方法をご紹介していきます。
顔の老けというと歳のせいだと思っている女性は多いと思いますが、実は加齢以外にも老け顔になる様々な要因があることをご存知でしょうか?
原因によって対策は変わってくるので、なぜ老け顔になるのか知ることが大切。
そこでこの記事では、
年齢だけじゃない?老け顔の原因について
肌の老化
まず老け顔に見られてしまう原因は肌自体の老化が挙げられます。
肌の老化とはシミやシワが目立ってくるのですが、特に口元にほうれい線のような深いシワがあると年齢以上に老けて見られることもあるでしょう。
さらに、歳を重ねると肌のたるみも目立ち、老け顔に見えやすい原因となります。
肌のたるみは皮膚内部の水分量やコラーゲンの減少によって、肌表面のハリ感や弾力が失われることで起きてしまうのです。
乾燥
美容の天敵である乾燥も老け顔の原因となります。
肌の乾燥はシワやたるみ、肌くすみの原因となるので、老けた印象となってしまうのです。
肌のターンオーバーも狂いやすく、メラニン色素や古い角質が正常に排出されなくなり、美肌にも害を与える可能性があります。
紫外線
老け顔は外部刺激によっても引き起こされます。
外部刺激には摩擦や花粉などが挙げられますが、特に注意したいのが日中に降り注ぐ紫外線です。
長時間紫外線を浴びると肌の老化を招く活性酸素が肌の内部で大量に増加してしまいます。
活性酸素が肌の老化を招く仕組みは、大量に増えると肌細胞やコラーゲンを攻撃して破壊してしまうため、たるんだ
肌になり老け顔を作ってしまうのです。
紫外線などの外的刺激はケアと予防が不十分だとダメージが蓄積され、肌の老化は悪化の一途を辿ってしまうので気を付けてください。
乱れた生活習慣
生活習慣の乱れも老け顔を招く原因の1つです。
栄養バランスを考えない不摂生な食事だと肌に必要な栄養素が不足し、美しい肌を保ちにくくなります。
また、急激に体重を落とすような過度な食事制限などのダイエットも栄養不足や筋肉量の低下を招くので、ハリやツヤのない肌になってしまうでしょう。
睡眠中は体の細胞の再生や修復が活発になるので、睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると肌の調子が整いにくくなるのです。
睡眠不足や過度なダイエットはストレスが増える要因にもなり、そのストレスも肌に悪影響を及ぼします。
メイクが昔と同じ
よくシミやシワを隠すためにベースメイクを厚く塗る人がいますが、厚塗り感が老けた印象を与えている可能性があります。
また、一昔前の派手なメイクのままでいる人もバブル時代を連想しやすく、老け顔の印象を強くしてしまうのです。
シミやシワは厚塗りでなくても工夫すれば目立たなくすることはできます。
メイクが古いと感じている方は、歳相応に合った今流のメイクにチャレンジしてみましょう。
顔のコリ
顔の表情や動作は30以上の筋肉から成り立っています。
常に特定の表情筋を動かし続けている人や、ストレスまたは考え事で緊張状態にいる人は、筋肉疲労により顔がコリやすいのです。
あまり表情の変化がない人も筋肉を動かさないことで筋力が落ち、血行不良によりコリが起きてしまいます。
ただ、顔は他の部位に比べて筋肉量が少ないので痛みを感じにくく、なかなか気付かない方という方は多いので、日々のマッサージでケアしていく必要があるでしょう。
老け顔を改善するためのおすすめマッサージ方法
ほうれい線を薄くするマッサージ
ほうれい線は頬全体の新陳代謝を高めるマッサージをするとハリのある肌に改善され、薄くすることができます。
①手をグーにし、頬骨の下を押し込んでいきます。
②人差し指をほうれい線よりも少し外側に置き、側面を押しましょう。
③頬骨の下に人差し指・中指・薬指の腹を当てて、4秒程押していきます。
ほうれい線のマッサージは1日3セット行うと効果的です。
グーで押し込む際は奥に向かってえぐるイメージで、側面はじんわりと圧をかけるように押すことがポイントです。
頬骨とほうれい線脇に圧をかけることで、頬全体の新陳代謝が良くなるのでハリのある肌を維持できます。
目元のたるみを改善させるマッサージ
マッサージで目元はたるみを改善すれば、ぱっちりとした大きな目を作れます。
①指の腹を目頭に当て、内側に向かって押していきます。
②押す時間は4秒程で3セット行ってください。
③眉下からアイホールに沿って3本の指を置き、押していきます。
④4秒間隔で押し、3セット行ってください。
目元の皮膚はデリケートなので強い圧や爪で傷付けないように気を付けてください。
フェイスラインを引き締めるマッサージ
フェイスラインは主にむくみによってたるみができてしまうので、顔のコリを取りながらリンパの流れを良くしていきましょう。
①両手でグーにします。
②あごから耳にかけて指の関節を使ってフェイスラインを引き上げましょう。
関節がマッサージャーのように刺激してくれるので、力を入れなくてもフェイスライン周辺のコリをほぐせます。
耳下の付け根にあるツボも刺激すれば、リンパの流れの改善も一緒に行えるのでおすすめです。
口周りのたるみを抑えるマッサージ
口周りはたるみやすいのであごから口元にかけてマッサージをするとコリがほぐれ、すっきりとしたフェイスラインになります。
①頬骨に指先を置き、優しく揉みながら耳の方へ移動していきます。
②笑顔を作るように口角を上げ、3分間維持してください。
頬骨から耳にかけてのマッサージは、奥歯を噛み締めた時に盛り上がる位置までを目安としましょう。
頬のこけを改善させるマッサージ
頬の筋肉を鍛えることでハリが生まれ、頬の痩せコケを改善できます。
①手をグーにして頬骨に当て、クルクルと回してほぐしていきましょう。
②手をクルクル回しながら、鼻の付け根から耳下までゆっくりほぐしていきます。
痛みや頬が固く感じた時は重点的にマッサージすると、コリがほぐれ血行も改善されます。
こっているからと強く圧をかけすぎないように気を付けましょう。
二重あごに効果的なマッサージ
あごは皮下脂肪が付きやすいので、あごの筋肉を鍛えるマッサージでたるみの改善や予防ができます。
①2本の指を使い、あごの下の肉をねじるように挟み込みます。
②1箇所あたり4秒押し、3セット行いましょう。
③両手の親指と人差し指であごを挟み、えらに向かって指を動かし4箇所に圧をかけます。
④②と同様に1箇所あたり4秒かけて押し、3セット行います。
あごの下の肉をマッサージする際は固い脂肪をほぐすように圧をかけ、4箇所を指圧する時は気持ち良く感じる力加減で押してください。
顔のマッサージにはこんな効果も期待できる!
血行促進で肌のハリツヤ感アップ
顔をマッサージするとコリが解消され、滞っていた血行の促進につながります。
血行が良くなれば新陳代謝が良くなるので肌のターンオーバーが正常となり、古い角質を剥がして新しい肌細胞に代わるので肌のくすみやシミを防ぎ、ツヤ感のある肌になるでしょう。
肌に必要な栄養や酸素もしっかり行き渡るので、ハリのある肌になります。
ハリやツヤのある肌は若々しい印象になるので、マッサージで血行促進を心掛けましょう。
顔のむくみが取れる
顔は足と同じく疲労や生活習慣などの影響でむくみやすい部分です。
マッサージをすると血行と一緒にリンパの流れも良くなるので、溜まった老廃物を押し流すことができます。
顔と一緒に首やデコルテもマッサージするとより効果的です。
むくみが取れればフェイスラインはすっきりし、小顔効果も期待できます。
まとめ
老け顔は歳のせいだけではなく、肌の老化や乾燥、紫外線、コリなど様々な原因から起きているので、原因に合わせたケアが求められます。
日頃から規則正しい生活と食事を心掛け、保湿とUV対策に徹底しましょう。
また、マッサージでコリをほぐしたり、表情筋を鍛えたりするケアも老け顔の改善や予防に効果的です。