顔には様々な部分にシワができますが、眉を上げる癖のある方や緊張しやすい方はおでこにシワができやすくなります。
年齢に関係なくできやすいおでこのシワは老けて見られることが多く、深く刻まれてしまった場合は元に戻しにくいです。
おでこにシワを作らないためにもメカニズムや対策を知っておき、シワを解消していきましょう。
おでこのシワが目立ってくる3つの理由
頭皮が凝っているとおでこのシワができやすい
老けた印象になってしまうシワですが、年齢だけが関係しているのではなく、体のコリが原因でできてしまう場合があります。
おでこのシワは頭皮のコリによってできることが多く、表情のクセや肩こりなどが原因で頭皮のコリにつながってしまうのです。
おでこのシワは、眉毛を持ち上げる際に使われる前頭筋と呼ばれる筋肉の緊張などによって動きにくくなり、無意識に持ち上げようとしたり動かそうとしたりする際にシワができます。
前頭筋が収縮していなかったり、頭皮が凝って動きが鈍くなっていたりするとおでこにシワが刻まれやすくなるでしょう。
眉間にシワを寄せる、眉が動きやすい人も要注意
意識していなくても眉間にシワを寄せる表情や、眉毛が動きやすい場合もシワができやすいでしょう。
おでこを収縮させる動きが多いと、引っ張られてシワが寄りやすくなり、長年の動きによってシワも刻まれやすくなります。
肌のハリがある若年層の場合、肌の弾力もあるため押し返す力がありますが、年齢を重ねた肌だと弾力が失われてシワになりやすいでしょう。
乾燥・加齢によるシワ
加齢や紫外線など肌への負担が大きくなると肌が乾燥しやすく、シワの原因になってしまいます。
特におでこはTゾーンと呼ばれる部分で、肌の中でも皮脂の分泌量が多いため、乾燥とは縁がないと思う方もいるでしょう。
しかし、おでこの皮脂をしっかりと落とさなければと洗いすぎたり、保湿しなかったりすると乾燥してしまい、将来シワの原因になる場合もあります。
肌に対して余分な皮脂まで取ってしまうと逆に皮脂が過剰に分泌されたり、乾燥を促進させる原因になったりします。
おでこと頭皮をマッサージしてシワを予防!
おでこのマッサージ方法
おでこのシワを予防するにはマッサージが効果的です。拳を作ってしっかりと握り、第一関節と第二関節の間が平らになるようにします。
机に肘をついた状態で固定し、拳をおでこに当てて頭の重みで寄りかかるように体重を乗せます。
メイクが落ちるのが気になる場合は、手とおでこの間にティッシュを当てましょう。
手を左右のこめかみ部分に当て、第一関節と第二関節の間の平らな部分をおでこに当てながら小さな円を描くように回していきます。
内側から外側、外側から内側と位置を変え、おでこを3段程度に分けながら小さくマッサージするのがポイントです。
頭皮のマッサージ方法
おでこがほぐれて血行が良くなったら、頭皮も同時にマッサージしましょう。
おでこから後頭部にかけてつながる帽状腱膜を揉みほぐすと、頭皮の緊張がほぐれてリフトアップ効果も期待できます。
指を大きく広げて頭皮にしっかりと当てて、おでこから後頭部にかけて指で揉みほぐすようにマッサージしていきます。
爪を立てないように指の腹を使って、頭皮全体を動かすようにイメージで行いましょう。
少し痛くて気持ち良い程度の強さが目安です。
おでこのシワは前髪で隠せる?
前髪を作ると自然におでこのシワが隠せる!
気になるおでこのシワを隠したいなら、自然な前髪を作って目立たなくさせましょう。スキンケアでおでこのシワは改善できますが、短時間では完全におでこのシワを失くせません。
そのためスキンケアでケアをしつつ、前髪で自然に隠すのがおすすめです。
前髪は流行のシースルーバングよりも、しっかりと前髪を残すのがポイントです。少し厚めに前髪を作ると、おでこのシワが気になりにくいでしょう。
生え際も目立たないから若見え効果アップ
年齢を重ねていくと髪の毛が細くなり、髪のボリュームも失われていきますが、前髪を作ることで生え際も目立ちにくくなり、さらなる若見え効果も期待できます。
生え際のボリュームがなくなっても、厚めの前髪にするなどの工夫でカバーできるでしょう。
前髪はふんわりさせた方が◎
おでこのシワを隠したい場合、厚めの前髪をまっすぐに切って隠した方が良いと思うかもしれませんが、おでこは少し見せつつしっかりと隠すのがポイントです。
厚めの前髪は重すぎる印象を与えてしまうため、軽やかさが失われてしまうでしょう。
そのため、重すぎないように目線よりも少し長めに切り、ふんわりさせながら横に流すイメージで作ってみましょう。
分け目もしっかりと作るのではなく、ふんわり空気で揺れるイメージを作ると自然です。
おでこのシワを隠す、おすすめの前髪ありな髪型5選
シースルーバングで重さを軽減
おでこのシワを隠しつつ、軽やかなイメージに仕上げたいならシースルーバングで重さを軽減してみましょう。
シースルーバングなら、前髪に抜け感を出しつつ軽さも表現できます。
おでこのシワを目立たせにくくしながら、流行はしっかりと抑えられるトレンドヘアです。
しかしシースルーバングといってもバブル期に流行した薄さではなく、薄めに前髪を残しつつ、正面は薄めにするのがポイントです。
ふんわり毛先をカールさせると、より軽やかな印象になるでしょう。
マルチバングでシワカバーと華やかさをプラス
内側は短く、外側は長くした前髪を重ねるマルチバングは、アシンメトリーで立体感があり、華やかさも感じられるでしょう。
外側の長い髪の毛は、サイドにもつながっているので毛先を自由にできるだけでなく、前髪アレンジがしやすいのも特徴です。
自然な仕上がりのまま、おでこのシワも隠せます。
眉上ぱっつんバングはウェーブとの相性もバッチリ
眉の上で前髪をまっすぐ切るぱっつんバングに、ふんわりウェーブを合わせると、縦の長さが協調されるので、おでこを出しているのにシワが目立ちにくくなります。
まっすぐ切った前髪に、ふんわり揺れるウェーブヘアは相性も良く、大人可愛いも演出できるでしょう。
横分けでシワを隠しつつ清潔な印象に
前髪を横に分けて流しつつ、ふんわりさせることで清楚な印象に仕上がります。
おでこのシワを隠すことに必死だと、少しでも見せたくないのが本音かもしれませんが、ちらっとおでこが見えることで余裕のある女性らしさを感じさせつつ、
おでこのシワも目立ちにくくなるでしょう。
グラデーションカットでAラインを作っても古くならない
上を短く、下を長めにカットするグラデーションカットは、髪をおろした時に綺麗なカットが見えるのが特徴ですが、Aラインとの組み合わせでさらに自然におでこが隠せます。
小顔スタイルの定番であるAラインカットとの組み合わせで、洗練されたおしゃれなスタイルへと変身できるでしょう。
まとめ
おでこのシワは加齢だけでなく、表情のクセや頭皮のコリ、乾燥なども原因となります。
おでこのシワを改善させるには、おでこや頭皮のマッサージが効果的であり、緊張をほぐすとシワにも効果が期待できます。
しかし、おでこのシワが気になる場合は、髪型を変えるとシワを隠しながら印象も変えられます。